玄関には待ちくたびれた様子の夏空と、靴を履いてる途中の陸がいた。 俺は玄関に放っておいた鞄を拾って靴を履いた。 「よし。んじゃ行くか。」 陸がそう言って3人で家を出た。 学校への道は歩いて10分くらい。 その10分間俺は、たいがい夏空と陸の話を聞いているだけ。 でも俺なりに楽しんでる。 多少、陸に妬くけどたまに夏空が俺に話をふってくれたりするから。