「あっ!!海君、棗君、おはよー!!」



俺と棗に挨拶してくる女達。



「おはよー!!」



笑顔で挨拶を返す棗。



「…」



無視する俺。



だって大して仲良くもないヤツ、しかも女に挨拶をする意味がわかんねぇ。



挨拶返す義理もないだろ?



「海~…お前、本当無愛想だな。挨拶くらい返してやれよ。」



「…なんでんなめんどくせぇことしなきゃなんねぇんだよ。」



「挨拶返すのめんどいって…まぁ今更海の性格が変わるとは思わないけど。」



そうそう。



諦めて。



俺は一生このままだ。



まぁ俺がそんなだから…



「そんなだからいつまでも夏空ちゃんに片想いなんだよ。」



…今俺が思ったこと、棗が言いやがった…