「ねえ、爽のどこがいいの?」

愛子が私に聞いてきた。

「特に・・・ないよ?」

照れながら答える私。

きっと顔、真っ赤だったと思う。

「本当に~?」

満面の笑みで聞く愛子。

「本当だって・・・」

「そう?」

観念したのか、それから愛子は何も聞かなくなった。

ちなみに今は、部活中。

キャンプは昼から。



私は愛子にも聞こえないように・・・ 


「爽と何かありますように・・・」

と、お願いした。