「その女さ、兄貴に取り入るため
だけに、わざわざ小6のときから
俺と関係持っていたんだよ」
「夏樹……」
「それだけならまだ、許せた。だ
けどあの女はそうじゃなかった」
「夏樹ッッ………もう…いい…。
やめてッッ……」
あたしの目からは
無数の涙が溢れ出ていた。
それ以上はやめてッッ…。
「中1の冬から兄貴と付き合って
いやがった」
「兄貴も、俺の女だって知ってて
手ぇ出しやがった」
「夏樹ッッ…」
もう…いいから…。
夏樹ッッ……。
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