「おやすみ」
電気を消し目を閉じた。
次の日、目覚ましを
かけ忘れたあたしは
お母さんの声で目が冷めることになる。
「優衣!もう8時30分だよ。」
「はいはい分かった…
……え!?…8時30分!?」
約束の時間は9時00分。
……やばい!
その時やっと目覚ましの
セットを忘れた事に
きづいた。
もう自分のバカ!
バカーっ!
昨日目覚ましを
かけないで寝た自分を
叱りながらあわてて
1階のリビングへと向かう。
「やばいやばいーっ。」
朝ご飯をかきこみ
急いで支度する。
とりあえず…さくらに
遅れるメールしよう。
服を選びながら
携帯を開く。
メールの作成…っと。
TO:市川さくら
sub:
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ごめん!!
寝坊したから
遅刻するかも(>_<)
送信ボタンを押した。
これでひとまずはよし。
ごめんよー、さくら。
まさか、こんな寝坊
するなんて思わないもんね。
ため息をつきながら
この前お母さんに
買って貰った白い
花柄のロングスカートと
黒のTシャツをタンスから
ひっぱりだして床に広げる。
これでいっか。
その時メールのランプがなった。
メール受信
<<市川さくら>>