「絶対ちがうクラスに
なると思ってたわ~!」


笑いながらさくらから
体をはなす。


さくらは1年の時同じ
クラスで最初こそ
仲が悪かったものの

同じ部活という事も
あって、今じゃ気を
つかうことなく何でも
話せてしまうあたしの
大切な友達の一人。



その子と中学最後の年に
同じクラスになれるなんて
あたしったら
幸せ者だなぁー…。




そんな幸せに浸りながら
さくらと教室に入る。

教室の中では廊下と同様
同じクラスになれた
人達が抱き合ったり
新しい教室でクラス表
を確認してる人など
してる事も人それぞれ。

その中に2年間の間で
友達になった人達も
ちらほらみえる。



このクラスで1年間
きっとやっていける
そんな期待を膨らませていた




「優衣、今週の土曜日は
カラオケだからねー!」

帰り際、
ハイテンションな
さくらがいう。


「わかってるよ。
またメールで
時間とか決めよっ!」


あたしもクラス替えで
テンションあがりきって
いつもより高いトーン
でそう答えた。