from:宇崎亮
sub:
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うん、swear好きだよ。

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よかったぁー、
そこまで好きじゃない
とかいわれなくて。


変な所で心配性な
あたしはとりあえず
一安心する。


(…ん? まだ下にもある)


なんだろうと思いながら
携帯のキーをおした。



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うん、swear好きだよ。









今聞いてる、いいよね
『ほうき星』
俺めっちゃ好きだよ。



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「ほうき…星…」





運命かと思った。

あたしの好きなバンドを
あたしの好きな曲を
うさぎが、あてていく。


まるで、こういえば
どうなるって
わかっていたみたいに。




思えばこれがあたしと
宇崎亮の最初の出会い。

3年間同じクラスに
なることもなかった
あたしと宇崎亮。



カラオケにいくなんて
話がなければ、swearが
好きじゃなければ
避けられた可能性の方が
明らかに多かった。


それでも避けられなかった




この出会いは、
運命ですか――――?