次の日から、あたしと大地は
毎日学校で話すようになり
メールもお互いに送るようになった。


放課後、あたしと知恵は廊下で
壮介と知恵の話をしていた。

「も~本当壮介ってば
本当かっこいいんだよ~**」

いつものように知恵の彼氏自慢が始まる。
あたしはそんな知恵を嬉しそうに
見て話を聞いていた。
すると、知恵がいきなり

「そういえばさ~真理!!
この頃大地君と仲いいじゃん☆」

あたしはドキッとした。
周りからそう見られていることに
素直に喜びを感じた。

「え。そうかなぁ~**」
「もしかして大地君のコト好きなの~??」
「・・・うん。好き・・・かなぁ☆笑」
「ごまかすなあ~♪笑」


壮介と知恵の話から
大地の話へと移り変わり
あたしと壮介は2人で騒いでいた。

「お前らうるせーよっ」

えっ??後ろから声がして
ふと振り向いてみると
そこには、大地と壮介の2人が
笑いながらあたしたちを見ている。


「あっ壮介ー☆」
「知恵ーお前の声でかすぎだって!!」
「だってー・・・ねっ真理っ☆」

知恵がわたしに向かって
ウインクをしてきた。

「わあー知恵っ!!!」

隣に大地がいるのに~・・・!!!
聞かれてないよね・・・??

そんなあたしを見て何か感ずいたかのように
大地は話しかけてきた。


「真理っそんなに盛り上がって
何の話してたの?」
「えっなんでもないよ~」
「なんでもなくねーだろ~」
「なんでもないったらなんでもないんですー!!」
「なんだ、お前。変な奴だな!」


そんなあたしたちを見て
知恵は笑っている。

「もー知恵のばかっ!!」

そんな会話を繰り返しながら
あたしたちはその日4人で帰ったんだ。