「よう☆真理ちゃん。」
「大地君。昨日はメールありがと!」
「おう☆今日もメールするな~」
「うん・・・**」

「・・・」

あたしは情けないけど大地君と
話せている自分に感動しちゃって
大地君の顔が全然見れなかった。

「あのさ、」

大地君があたしの顔を覗き込んできた。
あたしは驚いてつい・・・

「ちかっ!!!えっ!!なにっ!?」

大地君がせっかく話しかけてくれたのに
あたしは緊張と驚きとで
何が何だかわかんなくなってちゃって
自分から離れてしまった。
今思えば、なんて馬鹿なことを
しちゃったんだろうって後悔している。

「あ。いや・・・ごめんっ。」
「えっ!!いやっあたしこそ・・・」

そして、2人の間には沈黙が流れて


キーンコーンカーンコーン

チャイムが鳴ってしまった。

「あ、チャイム鳴っちゃった!!
真理戻ろうっ!!」
「あ、うん」

結局あたしは大した話も出来ずに
その日はもう話しかけることが出来ずに
家に帰ったんだ。