「無理すんな」

「無理なんかじゃない。ほんとに私は凌と…」

私は泣き出してしまった

「俺は前も言ったけど急いでいる訳じゃない」

「わかってるよ。わかってるけど…」

凌は少し考えてから

「ほんとにいいのか?俺でいいのか?」

私は

「うん」

と、頷いた

凌は私を抱っこし、ベットへ運んだ

向かい合わせで私達はベットの上にいる
口から心臓が飛び出しそうなぐらい緊張が走る

「嫌になったら言って」

そう言った凌はTシャツを脱ぎ始めた

電気を消しカーテンの隙間から月の灯りがもれている

真剣な顔で私を見つめる
裸の凌がたくましく見える
いつの間にこんなに男らしくなっていた
この広い胸でいつも私を抱き締めてくれる

座っている私の方へ手をだし、私のTシャツを脱がせた
恥ずかしくなり凌の目を見れない

「亜美」

凌は私を押し倒し、今までにないキスをした