あ、早く行かなきゃ。

特設塔まで走っていった。

やっぱり、誰も使ってないだけはある。

この建物のオーラが冷たい気がする。


キィ。

ドアを開けて、中に入る。


カツン、カツン。

大理石の床は足音が響く。

廊下の窓には、色取り取りのガラスがお花だったり動物の柄になっていた。

西日が差して、廊下の白い大理石の床にそれが映し出せれている。


「綺麗....。」


思わず口にでた。

レトロ感満載の螺旋階段を上り、理科室に向かう。


よし、やっと着いた。


キィィ。


ドアを開けた。


部屋の中を覗くと....