『今日はいいや♪』



えっ?
あの小日向が自重した?



『もう部活の時間は過ぎたっ!

たっちゃん疲れてるみたいだしねっ!』



感動した!
お父さんは感動したぞ桜!お前に気遣いの心があったとは...



「桜っ!

お前も人の気持ちがわかるようにな『忘れちゃったしな!!』えっ?」



今なんと?




『何に感動したのか忘れちゃった!だから帰ろう♪』


舌をペロッと出してオチャメ少女を演出する小日向。



「気遣いが出来るようになったのかと思えば..

思い出せないだけかよっ!!」


一瞬でも小日向を信じた自分がバカだった..。




『まぁそんなかっかせずとも..な?

あっ!たっちゃん先かえらないでぇぇぇ!!!』




部屋に響いた声に反応を示す者はいなかった。




罵花(バカ)部..end

※罵る花(桜)の略でバカと読みます。