「今は、松葉杖無しで立てなくて、未来を抱きしめる事も出来ないけど…」 「絶対に、未来を抱きしめるから。ちゃんと、オレの腕で…」 「うん…。待ってる。だから、一緒にリハビリ頑張ろうね」 周りの人が、あたしたちを見てるけど、そんな事は気にならない。 「未来こそ、一人で頑張るなよ。オレの前でくらい弱音吐けよ?」