「ううん。大丈夫」 時計が当たった時のアザは、いつの間にかなくなってた。 「ねえ、蒼ちゃん。あたしは、蒼ちゃんがいてくれるだけで幸せなの」 「未来…」 「だからもう、あたしを突き放さないで」 あたしはそう言って、蒼ちゃんを抱きしめた。 「未来…。オレ、約束する」