心の奥では、ずっと好きだったんだよ。


貴志と付き合っても、何か違ってたのは、自分の気持ちに嘘をついてたから。



蒼ちゃんに再会して、あたしはそれに気付いた。


「ありがと、未来。オレも、あの頃から未来が好きだから」



蒼ちゃんは、あたしを優しく見つめた。



そして、腕を取ると言った。



「痛かっただろ?ごめんな」