その笑顔を見ていたら、あの屋上で聞いた会話を思い出しちゃった。 「蒼ちゃん、あたしは気にしてない。それよりも、蒼ちゃんの側にいさせて?」 どんなに突き放されても、やっぱり好き。 しつこいって思われても、どうしても伝えたい気持ちがある。 「何で、そんなにオレの事を想ってくれるんだよ」 「好きだからだよ。あたしは子供の頃から、蒼ちゃんが好き」