「未来…」


蒼ちゃんは驚いた顔で、あたしを見る。



「よし!休憩にするか」


「えっ?いや、いいよ…」


「何言ってんだよ。少しは休憩した方がいい。じゃあな」



先生はそう言うと、部屋を出て行った。



周りには、同じ様にリハビリをしている人たちがいる。



「蒼ちゃん、来ちゃった」



あたしの笑顔、ぎこちないかな?



そんなあたしに、蒼ちゃんは言った。


「ちょっとだけ、外に出ようぜ」