「いた、いた!」 こっそり覗くと、リハビリをしてる蒼ちゃんがいる。 「頑張ってるんじゃん…」 そんなに、一人で頑張らないでよ。 あたしと頑張ろうよ。 必死に先生とリハビリをする蒼ちゃんに、あたしはゆっくりと近付いた。 「あっ、蒼。ほら…」 そんなあたしを、最初に気付いたのは先生だった。