あたしが可哀相?


蒼ちゃんてば、何言ってるのよ。



「かたや、頼りになる彼氏がいる希と、歩けもしないオレと付き合う未来」



蒼ちゃんは、肩を落としたまま、話しを続けた。


「可哀相じゃね?」



「どこがだよ?」



先生は、少しムッとしてる。



「だから、こんな障害を持ったオレと、付き合う事がだよ?」



「障害があっちゃ、人と付き合えないのか?」