「まったく」


「ええっ?」


あたしはライトの首にしがみついた。

落ちるっ。


ふっと微笑んだライトはあたしの唇に軽くキスをして歩き出した。


……?


「好きなように使え」


通されたのは始めに見た天蓋つきベッドルーム。

わあ……


「じゃ」


「え、ライトは?」


「適当に寝る」


「そんな……」


あたしがベッド取っちゃうなんて。
いくらなんでも……