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「おはよー」


朝から愛はハイテンションで人気アイドルの熱愛を語っていた。

あたしは半分聞きながら、半分別のことを考えていた。


「はあっ……」


10回目の重いため息。
昨日のライトの言葉が、よみがえる。


「愛しの和兄ちゃんに褒めてもらえて嬉しいわけ?でも―――」


ぶんぶんっ!!
うわっ……
朝から何思い出してんの。

それに、あんな約束……

むちゃくちゃだよ。


「みく?」


「あ、ごめん何?」


「もう、まだ寝てんのー?」