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「え……ココ!?」


地図とにらめっこしながら辿り着いたマンションは想像をはるかに超えていた。


デ……デカい。


とりあえず入ろう。和兄ちゃんに説明してもらえばいいや。

そう思ってオートロックに近付いたとき、


――――ドンっ


マンションから出てきた人とぶつかってしまった。


「っごめんなさいっ」


慌てて頭を下げると、大きな足が目に入った。

もしかして!


「和兄ちゃ……」


……ん?


そこにはあたしを見下ろす、キレイな青い瞳があった。