「じゃあね!!元気でねお母さん」 「みく……うぅっ」 また泣いちゃったよ。 もう、涙もろいなあ。 「また戻ってくるよ?それにあっちにはほら!!」 「そうね……和也くんだっているものね」 何度この会話を繰り返したことか! あたしは笑顔でうなずいて母を安心させた。 天然の母は天然にも、“和兄ちゃん”と同じマンションと契約してくれた。 あたしってばラッキー!?