二葉は最上階に部屋を取っていた。
どうやら帰れないようだ。

しっかりしろ、あたし。


「座って」


「いや、いい……」


「みくさ、ライトのどこが好き?」


「え……どこって……」


カッ
恥ずかしくなる。
俯いたあたし。


「結婚したいの?」


「……」


「ごめんね。無理だよ」


……?!