あたしは泣き顔のまま。


「幸せっ」


そう言って迷わず薬指にリングをした。

嬉しい。
嬉しすぎる。


「ちゃんと言え」


「え……」


そう、だよね。
恥ずかしいけど。





「ライトが……好き」





消え入りそうな声だった。

ライトは今までで1番の笑顔で、あたしにキスをした。



あたしライトの、恋人になっちゃった……


―――――――
―――――