「分からないぃぃぃっ」


あたしはボスッ、顔をクッションに埋めた。

もちろんルイにプレゼントしたもの。


「なに、それ」


ルイは呆れて言う。


「じゃあライトに彼女ができてもいいわけ」


「ダメ」


「あははっ」


「なによぅ」


「それは‘好き’ってことだろ」


簡単なことだよ、とルイは言った。
そうなのかもしれない。

あたしはきっと、ライトが好き。

ただ、認めてしまうのが恐いの。
認めて、傷つくのが恐い。