――――――……

Barは静けさを取り戻していた。
あたしはライトと目が合わないよう、通り過ぎようとした。


「どこ行ってた」


ビク……


何も答えないあたしを、青い瞳が捕らえる。

なんて言えば……


「ちょっと来い」


お客さんはほとんど帰っていた。
あたしは言い訳を考えて、考えまくった。

とにかく伏せなきゃ。
ライトはきっとあたしを庇うから……


STAFFルームの奥、小さな部屋に明かりが落とされ、ライトが入るよう言った。

あたしは無言。
どうしよう……


「それ、どうした」


「え……?」