渡されたのは普通の、シックな制服だった。

確かにこんな短いスカートじゃ、ね。


「変な目でみられんだろ」


「……あ」


心配、してくれてんのかな。
あたしのこと。

へへ……


「俺だけのもの、だし」


クス、笑った目は意地悪で。


「ばかっ」


あたしは急いでSTAFFルームへ向かった。

なんでこんなに、ドキドキしちゃうの。
あたし、落ち着け。



「いらっしゃいませ」