目も合わせずに言う、必死なみく。
俺はコツンと頭を叩き席を外した。


「なんや?なんかあったん?」


「ううん、なんでもない」


「あ、そういえば……」


「ん?」


「この写真。ライトの母親やねん。もう2年、か……」


「2年?」


「亡くなってから」


「え……?!」


「聞いてなかった?……マズイかな」


「ううん。教えて?お願い……」