「ちがうっ!」


真っ赤になって否定する。
その姿が見たかった。
一周間なんてあっとゆう間だと思ってきた。
でも。


「なんやねん?おもろそうやん」


お前を手放したくない。

みく。

俺の心に侵入してきた責任、とってもらう。
絶対だ。


「ミコトさんには秘密ですっ」


「ちぇっ。つまらんの~」


じゃれてる2人を横目に、俺はまた準備を始めた。
グラスを磨き始めたとき。


「あたし、やる」


みくが言ってカウンターに入ってきた。
ちょうど携帯が鳴り、俺はみくに続きを頼んだ。


「怒ってたわけじゃないよっ」