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あれから一週間も経つのにみくのやつ、ルイの部屋に転がりこんだままだ。

あの件以来、ルイは“あいつ天然だけどイイ奴だ”なんて言い出した。

俺だけハブってんじゃねえっつの。

Barの準備をしながら、俺は1枚の写真を見た。

2年、か……


カチャ---


「ライトおるかあ?」


「ん、なんだよ」


突然の大声はいつものことだ。
ミコトは振り返り、手招きした。


「みくチャン連れてきたで」


ミコトの後ろにそっと隠れるように、みくは俺を見ていた。


「ご機嫌いかが?」


「う……」