ばーか。


「みくちゃん、背中もうちょっと」


俺は見るもの構わずみくの服に手をかけた。


「ちょ……」


みくは焦っていた。
当たり前か。

オカマも慌ててシャッターを切った。


「……ラ……」


みくの消えそうな声が聞こえる。

俺は漆黒のドレスを肩まで脱がせ、カメラを睨んだ。

そして堂々とキスマークをつけ始めた。


「……っ!!」