「ルイちゃん、背中出せるかな」


乗ってきたカメラマンの指示も熱くなる。

え、それはマズいんじゃ……


「こいつは肌見せNGですよ」


ライトがすかさずかばった。
あ。
もしかしてルイとしか組まないのって……


「そこをなんとか。少しだけ、ね」


オカマのカメラマンも粘る。
ライトのやる気がなくなった、ように見えた。


「休憩、しましょうか」


冷たい口調で言った。
周囲に緊張が走る。

やっぱり。
きっと、ルイのこと守るためだ。

そうなんだ……