ライトの代わりに鈴木さんが説明を加えた。

なるほど。
つまり、女がウザイ……ってこと?

恐……



「僕ならその辺の女に負けないしね」


ルイが目を吊り上げて勝気に言った。

いや、ルイ。
女の子ですから……


「なんだか楽しそうですね」


あたしは羨ましくなってしまった。
宝石だなんて。
憧れちゃう。


「そうかい?みくちゃんもスタジオに来るといい」


ぎょっとする2人にお構いないなしに鈴木さんは何かを取り出した。

そこには‘pass’と書かれていた。