「他には?」


ライトはカウンターでお酒を並べていた。
さっきのこと、黙っておこうとなぜか思った。

大人ってゆうか……


「ピンクが……」


ライトの頭ん中ってゆうか?
なんてっ
言えるかー!


「ほう……おもしろい。」

鈴木さんはあたしに興味をもったらしい。


「例えばジュエリーをもらうならば、誰に?どんな時に?」


「えっ……やっぱり、大切な誰か?恋人の証なんじゃないかな。」


「ふむ……」


「でも恋のおまじないだとか御守りとして、身に付けてるコもいますよ?」

「ほほう!」


これはという場面ではメモもとっていた。
鈴木さんがいかに真剣なのか伝わった。


「あの、ラ、テルやルイは?」


「ああ、もちろん彼等にも意見は聞いてある。しかし……」


少し間を楽しむように、


「このブランドのイメージモデルを依頼するつもりなんだよ」


そう言った。

イっ……
イメージモデルっ!?