「っきゃぁぁぁあ!!」


あちこちに、キ……キスマークがっ!!


「夢じゃ……ない」


あたしは床にぺたりと座り込んだ。

ライトに、見られちゃった……

カァッ
どうしよ。

悶々と自分の部屋で自問自答をしていると。


ピンポーン

わっ、それどころじゃないや。
もうお迎えなんだ、なんて急いでドアを開けた。


「あれ、和兄ちゃん……」


「おう、慣れたかなってさ」


あたしは側にあったシャツを羽織って出てしまっていた。


「ごめんね、ちょっと着替えてもいいかな」