「誰でも簡単に信じてそう」


「そんなことない…でもルイは猫だよね」


「は?」


「手なづけるのが大変そうっ」


「それって嫌味?」


「ちがっ……じゃあ、ライトは?」


「「……ライオン?」」


ひゃはは!っと2人の声が揃ったのと、ライトの眉間にシワが寄ったのは同時だった。





あたしは鈴木さんとの待ち合わせのため、着替えに戻った。
Barで会うらしい。

“ルイと随分仲良くなったんだな”なんて言われちゃって。

ルンルンで制服を脱いだ、のに……