バレてたんだ。
鋭いなあ……


「迷惑だった……?」


「………うん」


あたしが顔を歪めて泣きそうになるのを見て、ルイはまた笑った。


「ああゆうのってさ」


ルイは玉ねぎを刻みながら、伏せ目で続けた。
あ、この感じ……
寂しそうな瞳……


「あんな趣味悪いの、無縁だと思って生きてきたからな」


「……えっ」


あはは、と声を出して笑うルイは、女の子そのもので……

何かを胸の奥にひっそりと抱えている、孤独な感じがして。

あたしは……