「やっ……」


見ないで。
見ないで。

馬鹿……





「……あふっ……や……」


「……んんっ……」



あたしは両手首ごと壁に押さえられ、ライトの舌の餌食になっていた。



「かわい。もっと聞かせてよ」



もう限界。
なのに、解放してくれない。


「ラ………イ…んっ……」


涙目のまま、力の抜け切った声でなんとか名前を呼ぼうとした。


ライト……




あたしの思考はストップした――――