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もう何度目かわからない、ライトの甘いキス。

濃厚で、溶けちゃいそう。
わざとそうしてるのが分かる。


「……っふ……」


ライト……
離れようって思ったのに。
この気持ちが分かんないの。

ライトは?
どう思ってるのかな……


「これくらいでギブアップ?」


くすっと笑ってライトが制服のボタンに手をかけた。


「あ……」


抵抗も、反論もしなかった。
ただ、考えていた。

あたしの好きな人は、ダレ……?

ライトは誰でもいいの?

そんな……