「あのっ」




あたしって、馬鹿なのかな。
いや、でも。
う……

隣で眠る王子様みたいな寝顔に、少し見とれた。
まつげ、長い……

“何もしないなら”っていうあたしの申し出に、すんなりOKしたライト。

信用、するからね。


「んー」


寝返りを打つ姿にまた、

ドキン

あたしの心臓は跳ねる。



あたし、ライトのこと意識してる……?

まさか

惹かれちゃってる……?