「うちの娘に・・・・そんなことができるのでしょうか?」




社長さんはまっすぐこっちを見ている。



「お嬢さんには才能が溢れている。このまま放置しておくのは実にもったいない」




社長さん・・・・



「お母様、どうか・・・どうかお嬢さんをうちの社に。お願いいたします。」



深々と社長さんは私たちの前に頭を下げた。



「社長さん・・・・・」



ママ・・・・・?



「娘をよろしくお願いします!」



私も、この仕事をしたい。



「よろしくお願いします。」