「私に?」


私しかいないけどさぁ・・・。


「はいっ。」


いい子たちっぽいけど・・・


何で私を?


だって私この人たち


知らない・・・・・



「あのさぁーーー」


・・・えっ?


急に態度一変。


ぜんぜんいい子じゃない。



「あんた子のごろぉ日向君のまわりうろちょろしてるよねぇ」


彼女たちは私の周りを囲む。


5人で1人は卑怯だよ・・・・



「ふざけんなっちゃっかり日向君に近づいちゃってさぁ」


 ドスッッ


うっ・・・

一人の女の子はわたしを思いっきり蹴飛ばした。


痛・・・・痛い・・・


「気に入られようとかしてんの?」


金髪のちょっと悪そうな感じの女の子は手を思いっきりふりあげる。


  パシン

鈍い音が裏庭に響く。


怖いよ・・・・


お兄ちゃん・・・・・・・・・