そばにいてくれたからⅡ




「このガキ、高秋の弟じゃないか…?」


「え!?」



礼羅はあたしに見せるように方向を変えた。


それは高秋くんの弟・千秋くんだった。



「離せ!」


「「……」」



なんで千秋くんが…?