戸惑いと驚きと、それから…悲しんでくれてる、のかな。
修の複雑な顔を見て、私は必死に笑みを見せた。
「…うん。本気だよ。でも「ちょっと待てよ。」
真剣な修の強い瞳が私を抑えた。
「なんでいきなりそんな結論に行きつくわけ?
確かに、今日のことは俺も反省してる。
美月の気持ち無視して・・・
悪かった。
けど、それだけで、ってことじゃないだろ?
なんっ…!!
「修、最後まで、聞いて。」
勢いで、普段に似合わず焦ってまくしたてる修を今度は私が押さえつけた。
「別れたいってのは、本当だよ。
修に告白された時、すっごいい嬉しかった。
私なんかでいいのかなって…すっごい思ったけど、
好きで、好きでしょうがなくなった。
それは、今でも変わらないよ?」
修は、何か言いたそうな顔をこちらに向けていたけれど、
私のお願いした通り、最後まで、何も言わず聞いてくれるみたいだった。