「実は…結衣さんの日記があるらしいんだ」
「え、へ?」
日記、それほど犯人逮捕に有効なものは数少ないだろう…!
「な、なんて書いてた?!」
きっと私の事が書いてあって、私が結衣を殺すような接し方をしていないことが分かるはずだ!
「それが、見つかんないんだよね―…」
「え!?なんでよ!あるって言ったじゃん!」
「あるらしいって言った!お父さんが教えてくださったんだよ」
お父さん…?
ろくに家に帰ってきていないお父さんが
何でそんなことを知っているの…?
「以前、日記帳を書いてるところを見たらしい。三ヶ月程前らしいけど」
どっちにせよ私の無罪の為の証拠の品が
どこかにあるってことが分かった!
でもなんで見つからないの?
「で、君知らない?盗んでない?」
「ンなわけない!家中探してもいいよ?」
その言葉を待っていましたというように
刑事さんはニヤついた顔をして連絡をした