「ねぇ、結衣。」


「何~…?」


「彼氏…とか、できた??」

ブハッ


結衣は飲んでいたコーラーを
飛ばした。



「よく飛ぶね~マンガみたいw」

「だね~♪
 じゃなくて!!何?いきなり…」



だって……


「恋バナ、したかったんだもん。」



「ん。私も!」


「うは~じゃぁじゃぁ!
 好きな人とかいんの!?」



「…舞依は?」



「あの環境じゃぁ、ちょっとねぇ…」



「マジ??まだまだね」



ぬぬっ!てことは……?


「できちゃった☆」


ぬぉーーーー!

待ってました!
こういうのだよ!!


まぁ、その人と会ってはならない。

絶対に。



「でも―———…」

でも?






「別れた。」






は?
は?は?は?


なんで!!



「なんか、私、ほかの女と同じだって…」


「フラれたの?」


「うん……」









「舞依、ニヤけてる。酷い。」


「違うって!そういう意味じゃないって!」



話せたことに
喜んでいるのですよ!


悲しい感じだけど
やっぱり嬉しい

ニヤけたのは…


最低だね。うん。



「結衣……」

「なんですかーーー?」

「怒ってる?」


「別に。」


「会えてうれしいなぁ…」


「キモ」

「結衣の方が酷い!!」


「これでオアイコ!
 全く怒っておりませぬ☆」