あの時、




何をしていても

こうやって会えている。



「結衣、痩せた??」


「分かる~~?ダイエットに無事成功☆」

「なんでー!?私は失敗したのにぃ!!」


結衣もダイエットしてたんだね

同じ双子だね。


成功はできなかったけど…




「それにしても舞依、変わったね~?」

「分かる分かる??!
 結衣も…髪染めっちゃったのね…」


「ダメ~~??」


結衣は明るい茶色になっていた。



可愛いな…って思った。

やっぱり双子かぁ…



「私も茶色にしちゃおうかな?」


「……やめて。」
「やっぱり?」



正直、顔がいう程似ていないのだから


髪を同じにしても、

まぁ、普通の姉妹なんだけど


結衣は凄く嫌がる。


まぁ、うん。
できたら似たくない。



これが本音だ。




「家にさっさと行きましょう☆」

「そうしましょう♪」



私達は結衣の家へと

歩いて行った。




「私、ポップコーン持ってきたぜぃ!」

「私ン家にもあるぜぃ!」

「てことは―——?」

「もちっ!映画のDVD観よう!」

「いえっさーー★」


何気ない会話。

特別なことはいらない。


どうせ明日は学校を遅刻する気満々だ。



楽しまなくちゃ!!