「ん……舞依?」 竜輝…… もしかしてお袋さんに何かあったとか? 病気だって言ってたし… 「竜輝、昨日、つらっかたね……」 これが精いっぱいだった。 「何があったか聞かせて……?」 「実は…――」 美樹の表情が変わった。 私はそれより 竜輝のコトバが気になる。 「実は……?」