取り囲んまれた5人は、次郎だけを、目標にしていたのだろう急に大人しくなった。


僕は、実際に喧嘩をした事がなかったから内心かなりビビっていたが河田が横で震えているのを見て少しだけ落ち着いた。



「あんた!震えてんじゃないよみっともない。」



和美が河田に激を飛ばした。



「馬鹿野郎。震えてないよ。」



河田がか細い声で答えた。



愛弓は、倉木と対峙したまま余裕の笑みを浮かべてるように見えた。


倉木が苛立って愛弓を殴ろうと拳を出すが愛弓は、軽く避けて、倉木の太ももに強烈な蹴りを入れた。


倉木は、ううっと唸った。


愛弓は、また同じ場所に蹴りを入れた。

倉木は、足を引きずりながら愛弓を捕まえようとするが愛弓は、軽いステップでそれを、かわした。

愛弓の3発目の蹴りがまたもや同じ所に入った。


倉木は、立っているのがやっとように見えたが何とか前に出ようとした。